コーヒー焙煎の練習として、今回は2種類のスペシャルティ豆を50gずつ試してみました。
選んだのは、ルワンダ スカイヒル コプロカ CWS とグアテマラ アティトラン ブルーレイク ハニー。
以前に初めてルワンダのコーヒー豆を試しに飲んだ時に、思ってた以上にフルーティーでびっくり。
「こんなフルーティーなコーヒーもあるのか!」と驚きました。
それもあり、今回フルーティなコーヒー豆を焙煎して飲んでみたいと思い、お試しで購入してみました。
・・・が、はじめに正直に言ってしまうと、どちらもうまくいきませんでした。
焙煎後にカッピングしてみると、香りはそれなりに出たものの、味に厚みが出ず、どこか物足りない浅煎り感が残りました。豆の魅力を引き出せていない感覚ってこういうことをいうのかなと。
それでも、焙煎中の変化や焙煎後の香味から、それぞれの豆の「片鱗」は少し感じ取れた気がしています。
本記事では、この2種類の豆の特徴や焙煎の流れ、味わいの違い、そしてなぜうまくいかなかったのか、次にどう活かすかをまとめていきます。焙煎初心者の記録として、少しでも参考になればうれしいです。
はじめに
今回の焙煎は、2種類の豆を少量ずつ試してみるチャレンジでした。
使ったのは、ルワンダ スカイヒル コプロカとグアテマラ アティトラン ブルーレイク ハニーの各50g。
せっかくなら「産地も精製方法も違う2種を、同じ条件で焙煎したらどうなるか?」という素朴な興味から始めたんですが、結果としてはちょっと浅煎り気味に仕上がり、どちらも思ったような味にはなりませんでした。
でも、豆の個性や焙煎の難しさが見えてくる、良い経験になったのかなとポジティブに捉えることにしました。
2. 使用した豆の紹介

ルワンダ スカイヒル コプロカ
- 精製所:コプロカウォッシングステーション
- 標高:1,700-1,900m
- 精製:ウォッシュド
- 栽培品種:ブルボン種
- 特徴:上品でクリーン、華やかな香り、フルーティー、キレの良い酸味がある豆。
グアテマラ アティトラン ブルーレイク ハニー
- 地域:ソロラ県 アティトラン地区
- 標高:約1500m
- 栽培品種:カトゥーラ、ブルボン、ティピカ 等
- 精製:ハニー(パルプドナチュラル)
- 特徴:華やかさと甘み、少しスパイシーな余韻など、複雑さがある豆。
どちらも個性がはっきりしてそうで、焙煎によってどんな香味が出てくるのか楽しみにしていました。
焙煎の設定と結果
- 使用機材:手鍋+カセットコンロ
- 焙煎量:各50g(少量)
- 火力設定:中火スタート、徐々に弱めつつ1ハゼを目指す
焙煎中は温度の上がりが少し火加減が弱かったのか、どちらも1ハゼのタイミングが分かりづらく短時間で終わってしまった印象でちょっと不完全燃焼な感じになってしまいました。
グアテマラは1ハゼが来たのかどうなのかわかりずらく、浅煎り寄りで終了・・・。
結果的に、どちらも中煎りをめざしていましたが、どちらも浅煎りっぽくなってしまいました。
特にグラテマらは「ちょっと色づいたかな?」というところで火を止めたのですが、飲んでみるとまだ生っぽさが残っていて、やや未熟な浅煎りになってしまった印象です。
飲んでみた感想

ルワンダ(ドリップ)
- 焙煎直後のカッピングでは柑橘系のフルーティーな味だったが、後日飲むとフルーティーさが弱かった
- 味は軽めで、少し酸味がある
- もう少し甘さやボディが欲しいと感じた
グアテマラ(ドリップ)
- 香りは正直粉っぽい感じの香り
- 甘さも酸味も弱く、粉っぽい印象
- 焙煎が浅く、飲むことはできるがフルーティーさが感じられる残念な印象
どちらも、良い豆なのに、焙煎で引き出せなかったという印象でした、、、。
なぜうまくいかなかったのか? 次へのヒント

- 手鍋で焙煎する際、50gという少量だと、熱の回りが安定せず、難しい印象
- 50gと少量だったので、すぐ焦げると思い火加減を弱く設定してしまったのが良くなかったかも
- 水分抜けきる前に火を弱めすぎた可能性もある
- 製法の違い、産地の違いなどによっての焙煎方法などもう少し勉強・練習が必要かも
次回はもう少し火加減を強めに1ハゼを入れて、デベロップメントを長めに取る方針で再チャレンジしてみたいと思っています。
まとめ
今回は、ルワンダとグアテマラという産地も精製も違う2種を、同じ条件で焙煎してみましたが、どちらも思ったような味には届きませんでした。
でも、多少でも産地によっての味の違いが少しわかったり、焙煎でどのように気を付けるべきかなどわかってきたのは大きな収穫です。焙煎ってやっぱり一筋縄ではいかないけれど、だからこそ面白いなと思いました。
次回はもう少し焙煎プロファイルを調整して、2回目のチャレンジをしてみたいと思います!