こんにちは。家庭で手鍋焙煎を楽しんでいるタツです。
今回で12回目の焙煎記録。
今回の焙煎は、コロンビア・スプレモの2回目。
そして、Artisanでの温度データ取得が初めて形になった焙煎でもあります。
結果、かなり甘さのある香りが印象的な一杯に仕上がったものの、焙煎時間が思った以上に長くなり、センサー位置や温度の信頼性に少し不安も。
それも含めての記録と振り返りです。
焙煎環境・プロファイル|12回目の記録

- 焙煎方法:手鍋+カセットコンロ
- 温度記録:Artisan+MS6514(K型熱電対)
- 豆の種類:コロンビア スプレモ
- 生豆の重さ:100g
- 焙煎後の重さ:82.4g
- 投入温度:155.6℃
- 焙煎時間:18:15
- 1ハゼ開始〜終了:9:43~11:50(198~184.1℃)
- 2ハゼ開始:18:04(214.1℃)
- 狙った焙煎度合い:中煎り〜中深煎り
- 火加減の流れ:
かなり弱火スタート → 150℃で少し強火 →
1ハゼ後にやや弱火 → 2ハゼ前に再びやや強火
温度の推移としては、全体的にじっくり進んでしまった印象。特に中盤以降は火力を落としすぎたかもしれません。とはいえ、香りの強さや、仕上がりに雑味が出なかったことを考えると、これはこれで一つの成果とも言えそうです。
Artisanでの初ログ取得。でも、すこし挙動が変?
前の記事「手鍋焙煎×Artisan:必要ないと思いつつ、データを取ってみたら見えたこと」の記事で温度管理について触れていますが、
今回、そちらで紹介したArtisanという焙煎データを記録するソフトを使ってログを記録をしていきました。
前回、一度試してみたものの、ソフトの設定ミスと計測の不安定さで、うまくいかず。今回ようやくログが残せました。
が、グラフを見返してみると、RORのグラフが1ハゼの終わりに急激に温度が落ちていたり、2ハゼまでの時間が妙に長かったりと、いくつか気になる点が。
センサーは鍋底に触れるか触れないかギリギリのところに設置したのですが、おそらく設置する位置もありますが、1ハゼの時に煙を逃すために蓋を開ける時にセンサーも一緒に動いてしまうのが問題かなと思っています。そのあたりは対策が必要かなと。(やっぱり鍋に穴を開けて直接設置する必要があるのかと考え中、、、)
飲んでみた感想|香りに感動、ボディは控えめで飲みやすい印象

今回の焙煎で一番印象的だったのが、なによりも「あまい香り」です。
焙煎が終了した後もしばらく甘い香りがずっと残っていて、保存していた容器の蓋を開けるとしばらく甘い香りが残っていました。
味わいはというと、酸味と甘さのバランスがよく、前回よりまろやか。前回は少し酸味が立ちすぎていた感じでしたが、今回はそれが角がとれて丸くなった感じです。
ただし、ボディ感(コク)はやや物足りない印象がなくもないですが、個人的には飲みやすくて好きなほうかなと感じました。
強いていえば、もう少し中盤の火力を維持できていれば、厚みや質感が増したかもしれません。終盤にかけて、もう少し早めに終わらせてもよかったのかも?という反省も。
やはりここでも火加減の課題が残ります。
次回に向けて:センサー位置と時間管理を見直す

Artisanでのデータ取得がある程度形になったのは大きな収穫でしたが、それと同時に「正しい記録が取れているか?」という課題も浮き彫りになりました。
次回に向けて、
- センサー位置の見直し(豆により近い場所・深さ)
- 中盤の火力調整の改善
- 焙煎終了タイミングの見極め
この辺りを課題に次回も挑戦していこうと思います。
まとめ
スプレモの豆のポテンシャルを感じた焙煎といえるのかなと。
これまでの中でも特に香りの豊かさが際立ち、「こういう甘さがあるコーヒー、いいな」と素直に思えた一杯でした。
Artisan導入の第一歩も踏み出せたので、今後はもっと安定したログを取りながら、再現性のある焙煎に近づいていきたいと思います。
個人的に良かったのが、まだまだ、課題はありますが、これだけ甘い香りが出る焙煎のデータが残せたのは大収穫だったと思っています。