ついに、念願のFUJI ROYAL DISCOVERYが我が家に届きました。
焙煎所のバイト先では何度か触れたことはありましたが、「自分の環境でどう使いこなせるか」を試せる日がついに来たと思うと、胸が高鳴ります。
家庭用焙煎機(カルディ電動ワイド)での経験を経て、排気・火力・データ管理などをより本格的に学びたいという思いから、この導入に至りました。
自分なりのプロファイルを見つけるために、さらに練習に励もうと思います!
納品の様子

想像していたとおりずっしりとした重量感。重い、、、。
開封してまず感じたのは、小型ながらも業務用そのものの存在感です。
金属の質感、つまみやダンパーの精度、ドラムの作り…。
どこを取っても「本気の焙煎機」だと実感しました。


実物に触ったことはありますが、自宅にあると言うだけでなぜか違うもののように感じてしまいます。
設置に関しては、事前に排気と台の高さ、電源まわりを準備していたおかげでスムーズに完了。
ただ、データロガーソフトのArtisanに接続するために配線をするのと排気のダクトをつける作業に何気に時間を奪われました。
とはいえ、もともと機械いじりが好きな私には、ワクワクしながら作業していて時間を忘れていましたが、、、。
そんなことで、無事にArtisanにも接続でき、排気ダクトも想定していた以上に良さそうだったので、これで心置きなく焙煎できるかなと!
初焙煎:ファーストバッチ

まずは、一旦テスト焙煎と言うことで、ハンドピックで弾いていたダメ豆を残してあったので、そちらを使ってテスト焙煎。
焙煎所のバイト先のオーナーからも、
「一番初めは、どんな豆でもいいから深煎りで焼いてドラムをちゃんと慣らしてからの方がいい」
と言うアドバイスをいただいていたので、深煎りで焼いて、コーヒーオイルでドラム内をコーティングするイメージでテスト焙煎してみました。
バイト先では同じ機種を使っていますが、
やはり環境が違うと、火力の伝わり方や排気の抜け方が少し違う気がしました。
特にガス圧の目盛が少し目を離すと変わってることがあります。もしかしたら接続する環境などによって変わってくるのか、個体差なのかもしれません。
今回は、Artisanも接続してBT・ETを確認しながら進行。
一ハゼの立ち上がりはバイト先と同様にシャープで、温度反応も素直。火力を落とした際の追従も早く、「制御できる感覚」がしっかりあります。
今までカルディの焙煎機では、電源や付属品をその都度はずしてから煎りどめるという作業が発生していて、どうしてもすぐに煎り止めることが難しかったので、「狙った焙煎度で止める」ことがかなりやりやすくなったのが一番嬉しい点と言ってもいいかもしれません。
今後の課題と展望
テスト焙煎後に、購入していたコスタリカの豆を使って焙煎もしてみましたが、明らかに焙煎がしやすくなったのは言うまでもありません。
あとは、納得の行く味を目指せるように練習をかせねていこうと思います。
今後は以下の3点を重点的に詰めていく予定です。
- 火力・排気バランスの安定化
- 環境温度による変化の確認
- 同バッチでの再現性テスト
自宅環境でどこまでバイト先の味に近づけられるか、
それを検証していくのが当面の課題です。
個人的に思うのが、焙煎がかなりやりやすくなったと感じるので、楽しくて何バッチもやれそうで豆の消費が増えそうな予感をしてます。
まとめ
実際に自分の環境でディスカバリーを動かしてみると、「焙煎をコントロールする」という感覚がより明確になります。
それに、自分のディスカバリーということで、好きなように触れるのが何よりも嬉しい!
ここからが本当のスタート。
理想の味づくりに向けて、ディスカバリーとの日々が始まりました。
