コーヒーの味を理解するうえで欠かせない「カッピング」。
先日、堀口珈琲の【カッピングセミナー・中級編】にも参加してきました。
焙煎を学んでいる自分にとっても非常に勉強になる内容で、「味をどう感じ、どう言葉にするか」を改めて考えさせられた一日でした。
カッピングセミナー中級の内容とは?
基礎編では主に、カッピングの流れや基本的な評価軸(香り・酸・ボディ・アフターなど)を理解することが目的でした。
一方、中級編では「複数のコーヒーを比較して、どこが違うのかを言語化する」ことが中心。
豆の産地の違いはもちろん、生成方法の違いなど、合計10種類のコーヒー豆をカッピングして実際に点数をつけて評価すると言う内容でした。
豆の評価については、世界的に評価基準や方法が変更になってきている時期で、従来通りの方法で、Aroma、Acidity、Body、Clean、Sweetなどを自分なりに評価していく方法でのカッピングをしていきます。
5種類の豆を2回に分けてカッピングしていき、カッピング後に一人ずつ自分でつけた点数と、豆の印象を発表すると言う内容でした。
印象に残ったポイント
個人的に印象に残った点は、カッピングで使用された豆の種類が、様々な「ゲイシャ種」と「パカマラ種」「SL28」っと言うように高評価されているような豆をカッピングできたことです。
しかも、まだまだ勉強中の私ですが、一度は耳にしたことがあるような有名な農園の豆もあり、初めて試すものばかりだったのが印象的でした。
そして、評価をする、点数をつける経験も初めてだったので、講師の堀口氏や周りの難度もセミナーに参加している方々と比べると、おかしな評価や点数をかなり低くつけてしまったりと、改めて評価すると言うことの難しさを痛感しました。
セミナーを受けて感じたこと
今回の堀口珈琲の中級セミナーを通じて、
「味覚を鍛えること」は、技術の向上と同じくらい重要だと改めて実感しました。
どんなに焙煎が上手くいっても、自分の味覚が育っていなければ、その良し悪しを判断できません。
これからも定期的にカッピングを続けて、「感覚」ではなく「根拠のある評価」ができるようになりたいなと改めて思いました。
まとめ:カッピングセミナー中級は、味覚を磨きたい人におすすめ
堀口珈琲のカッピングセミナーは、プロを目指す方だけでなく、
「もっとコーヒーの味を理解したい」「自分の好みを言葉にしたい」という方にもぴったりだと思います。
堀口氏の説明も丁寧で、雰囲気も落ち着いており、初心者でも参加しやすい雰囲気だと思います。ただ、部屋に入る時はちょっと入りにくいかもしれないですが。
これから焙煎や抽出を本格的に学びたい方には、ぜひおすすめしたいセミナーだと思っています。
自分では手に入れにくいような豆を試せる機会もありますし、なにより経験豊富な方からの話は聞くだけでも面白いです。コーヒー以外の話なども聞けるのはいいなと個人的には思いました。
興味がある方はぜひ参加してみてもいいと思います!
